本日の案内文
『全館禁煙/ご協力をお願いいたします』
This is a Smoke-Free Facility
Thank You for Not Smoking
少し詳しく
何日か連続で、ホテル、旅館向けの禁煙文言を扱います。
2020年4月に施行された健康増進法の一部を改正する法律によって望まない受動喫煙防止対策が求められるようになりました。これに伴い、全館禁煙にする宿泊施設が急増しています。
そのため定期的に禁煙に関する案内を「英語で何て言うの?」という質問が増えました。
中でも困るのが禁煙室での喫煙です。次回はそれに関する案内表現を取り扱います。
どんな場面で使えるの?
“Facility”というのは辞書で調べると、このような意味があります。
建造物, 施設⦅病院・図書館・工場など⦆
例文:sports [recreational, sleeping] facilities
『新英和大辞典 第6版』 研究社
スポーツ[レクリエーション, 宿泊]施設
そのため「全館」などホテルや旅館での禁煙案内に使えます。
上記のとおり病院、図書館、工場でも使えますし、商業ビルでも使える万能な表現です。
この施設内にあるものなら、客室、レストラン、ロビー、宴会場、カフェ、結婚室の控え室、トイレなど、どこでも使えます。便利な表現なので活用して、お客様に「うちは全館禁煙ですよ」伝えるのに役立ててください。
命令形ではない普通の文なので、お客様に口頭で伝えても問題ない表現です。
ちなみに“[名詞]+[-free]”で、こんな意味になります。
…なしの,…を用いない,入れない;…が伴わない.
『ランダムハウス英和大辞典(第2版)』 小学館
▶名詞について形容詞をつくる:sugarfree, frictionfree, taxfree, dog―free.
sugar-freeは「砂糖が入っていない」、taxfreeは「tax=税金のかからない」つまり「無税[非課税、免税]」という意味になります。今回の表現は「smoke-free」なので「タバコがない」→「禁煙」という意味になっています。
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