本日の案内文
『グルテン不使用&乳製品不使用の商品もご用意しています』
Gluten Free & Dairy Free option available
少し詳しく
食品を取り扱っている施設向けの案内文です。
グルテンフリーは日本語にもなっていますね。
この場合の“free”は「自由な」という意味ではなく「(…の)ない」という意味です。
free /fríː/
『新英和大辞典 第6版』 研究社
4a 〔拘束・義務・税などから〕免れている, 免除されている (exempt); 〔不快なもの・危険などに〕悩まされない, 冒されない, 〔…の〕ない (relieved) 〔of, from〕
b 無税の, 免税の (duty―free)
c 複合語の第 2 構成素としてない, (…に)煩わされない
例文)
♦trouble―free(問題[心配, 苦労]のない)
このbに免税の意味で“duty-free”があげられていますが、これの仲間です。
他にもこのような例があります。
◆tax-free(形:無税[非課税、免税]の、税金のかからない
◆fancy―free
1 恋を知らない, 無邪気な (cf. Shak., Mids N D 2. 1. 164; heart―free).
2 一つの物事に執心しない; 想像をほしいままにする.
すべて『新英和大辞典 第6版』 研究社より
“dairy”の意味はこちらです↓
dair・y /dέɚri, dæri | dέəri/
―n.
1 (都市の)乳製品販売所⦅クリーム・バター・チーズなどを取り扱う⦆; 乳業会社; 牛乳店.
2 (酪農場内の)搾乳場, バター・チーズ製造場.
3 [集合的] 乳製品 (dairy products) ⦅ユダヤ人の宗教上の食事で肉と区別して用いる⦆.
4 搾乳; 製酪業, 酪農.―adj. 牛乳の, 乳製品の.
『新英和大辞典 第6版』 研究社
つまり乳製品です。
発音を無理やりカタカナで書くと「デイリー」と読みます。「デイリーニュース」など日刊新聞などに使われている「デイリー」とカタカナで書くと同じですが、こちらは“daily”と異なる単語で英語的には発音も異なりますのでご注意ください。
“option”も面白い単語です。
op・tion [ápʃən|ɔp―]
『ランダムハウス英和大辞典(第2版)』 小学館
―n.
1 選択の自由,随意,取捨,(…するという)選定(権)⦅of doing,to do⦆
2 選択できるもの;選択(肢);⦅主に英⦆ 選択科目(⦅米⦆ elective).
3 選択行為,選ぶこと:
4 (製品などの)オプション:標準仕様以外に追加や交換のできる部品
このような意味があり、お店で別の選択肢=別の製品・商品がある場合に使われます。
どんな場面で使えるの?
食品の製品説明に記載するのに使う決まり文句です。
“Gluten Free option Available”
“Dairy Free option available”
と単独でも使われます。
商品ごとに原材料は異なりますので、単独で使ったり組み合わせて使うとよいですね。
「●●不使用の製品あります」=“●● Free option Available”と覚えてご活用くださいませ。
なお、freeの前は半角スペース空けて使ってくださいね。
SNSでは日本語・英語併記の案内サイン画像をほそぼそとアップしています。
フォローして新着サインをチェックしてください。
- 当サイトに記載されてある文章・画像については、著作権法で定められている引用の範囲を超えて、無断で転用・使用することを禁じます。
- 紹介している案内文と案内サインの画像はご自由にご利用いただけますが、引用をする際は、「引用元の明示」をお守りください。
コメント