本日の案内文
『この通路に物を置かないでください』
NOTICE: NO STORAGE ALLOWED IN THIS HALLWAY
どんな場面で使えるの?
一般的な案内サインです。
この画像をそのまま印刷して、物を置かれたくない通路に張り出してお使いいただけます。
案内サイン用の表現なので、口語で使うには適していません。
口頭で伝えたい場合は次のような表現になります。まさにその通路に立っている、見えている状態で話す場合の表現です。
“Please do not leave anything in this hallway.”
「(直訳)この通路に何も置いておかないでください。」→「物を置かないでください。」
日本語や英語話者以外の方にもアイコンを見て分かるような案内サインにしているつもりです。
どうぞご活用くださいませ。
少し詳しく
“NOTICE”は注意喚起するための掲示で使う文句です。
『ガラスをたたかないでください』の回で少し詳しく書いていますが、小学館 オックスフォード英語類語辞典で“noticeは言葉で情報・指示・警告を与えるのが常である.”と説明されています。
今回の場合は、単純に通行の邪魔になる、つまづくことによる転倒防止、消防法にのっとって通路確保などの理由が考えられます。重大な危険とは言えませんが、ぜひとも守ってもらいたい内容です。
こういう場合に“NOTICE”が使われています。
“storage”は、「〈物〉を倉庫[貯蔵所]に保管する『ジーニアス英和大辞典 用例プラス』大修館書店より」という動詞“store”から派生した名詞です。
“storage”には倉庫という名詞の意味もありますが、「保管する」という行為が意味に含まれています。
“NO STORAGE ALLOWED”の部分を見てみます。
“allowed = 許された、認められた”という意味を冒頭の“no”で否定しています。
つまり「保管することは認められない = 保管しちゃだめ = 置いておいたらダメです」という意味になります。
“hallway = 通路”
“this hallway = この通路”です。
張り紙は、通路に張り出されることを想定しているので「この通路」で伝わることになっています。
最初に口頭で言うなら?の部分で、「通路に立っている、通路が見えている時に使う」とお伝えしたのは“this hallway”と言っているからです。
細かいですが、注意喚起のサインですので、しっかりと意図を伝えるために必要な考え方です。
「こんなややこしい話はいいから、何て言うかだけわかればいいんだ」の方は、紹介している文をコピー、画像をそのまま印刷してお使いくださいませ。
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