『ご不便をおかけしますことお詫び申し上げますとともに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます』
We seek your kind understanding and apologize for any inconvenience caused.
少し詳しく
今回は案内文に添えて使いたいお願い表現です。
英語に敬語はないと言われることがあります。それは語弊があります。
「です・ます」をつけたり、「見る」を「拝見する」と変えるなど単語を変える日本語の敬語とは異なりますが、英語にも敬意を払う丁寧な言い回しというのはたくさんあります。
前回「バスの運行を終了します」という文を扱いましたが、そのようにお客様が不便になることが想定される場合に今回の表現が使えます。
シチュエーション
「バスの運行終了」「アメニティの配布を終了する」「工事で道路が通れなくなる」「工事で特定の施設が使えなくなる」「休業日を増やす」など、なにかのサービスが終わったり、不都合が生じたりすることでお客様が不便になるような場合に使える文です。
このような案内に書き添えたり、口頭でお客様に直接伝えるのにも伝えます。
とても丁寧な表現です。
“apologize”が“謝罪する”という意味を持つ言葉です。
a・pol・o・gize /əpá(ː)ləʤàɪz | əpɔl―/
―vi.
1 わびを言う, わびる, 謝罪[陳謝]する例文:Apologize to the gentleman for your rudeness [for being rude].
『新英和大辞典 第6版』 研究社
あの方に無礼のおわびを言いなさい
このように“to 人 for ~”で「人に対し、~したことをわびる」という意味になります。
“for”の後ろを変えると、お詫びする内容を変えられます。辞書の例文は「おわびしなさい」という命令文になっていますが、お詫びする内容は“your rudeness = あなたの無礼”という意味になっています。
標題の案内文は“to ~ = ~に対し”の部分は不特定多数のお客様に対してなので省いています。
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