『日曜日は送迎バスの運行はありません』
No Shuttle Service on Sundays.
少し詳しく
送迎バスの定休日に関する案内文です。“Sundeys”の部分を入れ替えれば、他の曜日に言い換えができます。
「土曜日と日曜日は運休」としたい場合は“and”でつなぎ
“No Shuttle Service on Saturdays and Sundays.”とします。
“Saturdays”“Sundays”とそれぞれ語尾についている“s”は複数形の“s”です。1回きりではなく毎週土日が休みなので複数形にします。
「土日祝は運休」としたい場合は
“No Shuttle Service on Saturdays, Sundays and Holidays.”とします。
※案内サインのため名詞の頭文字を大文字にしていますが、平常文では“No shuttle service on Saturdays, Sundays and holidays.”と頭文字が大文字になるのは曜日だけです。
英文ライティングのルールで3つ以上の単語を並列で並べる時は、“and”をつけるのは最後の1つの前だけです。「次で最後ですよ~」という合図のように感じます。
参考に定休日で使える曜日や祝日の言い方をまとめます。
英語で曜日は何て言うの?
月曜日 | Monday/Mondays |
火曜日 | Tuesday/Tuesdays |
水曜日 | Wednesday/Wednesdays |
木曜日 | Thursday/Thursdays |
金曜日 | Friday/Fridays |
土曜日 | Saturday/Saturdays |
日曜日 | Sunday/Sundays |
曜日は固有名詞なので頭文字は大文字にします。
祝日は英語で何て言うの?
公休日 | (米)public holiday/(英)bank holiday |
祝祭日 | national holiday |
両者の違いが非常に難しいので辞書をあれこれ引いてみて総合的にこのようにまとめました。
Oxford学習者辞典を見ると「単一の日」とあるのもポイントかと思います。
nátional hóliday
『新英和大辞典 第6版』 研究社
―n.
1 (政府の決定した)国の祝祭日, 国定休日⦅米国では特に, 建国記念日・独立記念日を指す; cf. bank holiday, legal holiday⦆.
2 国民的[全国的]祝祭日.
públic hóliday
『ランダムハウス英和大辞典(第2版)』 小学館
(国民の)祝日,祭日.
In NAmE a holiday (or a public holiday) is a single day when government offices, schools, banks and businesses are closed: The school will be closed Monday because it’s a holiday. This is called a bank holiday in BrE.
北米では“a holiday (または a public holiday)”は、官公庁、学校、銀行、事業が休業になる単一の日のこと。「“a holiday”なので月曜日は学校が休みだ。」
『Oxford Advanced Learner’s Dictionary, Eighth Edition』 Oxford University Press
英国では“a bank holiday”と呼ばれている。(訳:サイト運営者)
祝日は普通名詞なので頭文字を大文字にする必要はありませんが。今回の案内サインのように、見出しやサインで「名詞を頭文字にする」と決めた場合はそれに従って書きます。
nationalもpublicもとにかく祝祭日は全部休みだ!という場合は“holidays”とするのがよいと思います。祝祭日は複数日あるので単語も複数形にします。
ちなみに仕事が休みという意味で“I’m day off today. = 今日は仕事が休み。”ということがあります。
この“day off”は祝日という意味はありません。「非番」くらいのイメージです。今回のような「運休、休業日」という時には使えません。
どんな場面で使えるの?
標題の案内文は見出しやサイン用としてお使いいただけます。
文中にも書きましたが、平常文の中で使い際には頭文字の扱いに気をつけてください。頭文字を大文字にするのは文頭の単語と固有名詞(今回は曜日)のみです。
WEBサイトなどで注釈に添える場合は平常文の書き方にしてください。
口頭でも使えますが、ぶっきらぼうな表現です。言い方によってはキツく聞こえるかもしれません。
笑顔でにこにこ言えば緩和されますが、心配な方は最初に“We’re sorry, but”と枕言葉を添えるとよいと思います。
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