本日の案内文
『12歳までのお子さまは大人の方と同室かつ既存のベッドを利用する場合、無料でご宿泊いただけます』
Children 12 and under stay free in the existing bedding of a room shared with a paying adult.
少し詳しく
ホテルや旅館向け、添い寝のお子様がいるグループに向けた案内文です。
“Children 12 and under” が「12歳以下の子供」という意味です。
「以下」「以上」「未満」をひと言で表す英単語はないので、「12歳とそれより下」「12歳とそれより上」のような言い方をします。
「英語で「歳未満」「歳以下」は何て言うの?」かは、こちらの回で触れているのでご参照いただければと思います。
英文を分解すると、それぞれ次の意味があります。
“stay free = 無料滞在”
“the existing bedding of a room = 客室内の既存の寝具(ベッド)”
“shared with a paying adult = 有料宿泊の大人1名と共有の”
この表現を見ていると日本語と違っていて面白いと思います。
というのも日本語では「添い寝」と言って、ベッドを共有したら無料という言い方をします。
ですが英語圏の案内を見ていると「既存のベッドを使って、“客室を共有”したら無料」という表現をしているのです。
海外のお客様が泊まる時、文化の違いで料金精算などで説明が必要になることが多いです。
どちらが悪いとかではなく慣習の違いなので、それを理解した上でうまく説明できるようにしたいですよね。
どんな場面で使えるの?
ホームページ上でお客様向けの案内文に記載して使うこともできますし、口頭でのご案内にもご利用いただけます。
口頭で伝える際、ブレスを入れるなら意味の固まりで区切るのがよいので、その場合はスラッシュの位置でブレスを入れるとよいでしょう。スラッシュの間はがんばって一息で言うようにしたほうが、より伝わりやすくなると思います。
Children 12 and under stay free/ in the existing bedding of a room/ shared with a paying adult.
このような質問が多いことは、あらかじめホームページに記載しておくと親切です。
さらに外国語でも記載しておけば、電話やメールで質問されて返事に困るということもなくてよいですし、やはりお客様に対しても親切ですよね。
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