本日の案内文
『この水は飲めません』
WATER NOT SUITABLE FOR DRINKING
どんな場面で使えるの?
ホテル、旅館向けの案内文です。
前回、『この水は飲めません』の案内文を紹介しました。今回はその逆です。
ホテルや旅館、または水が出る施設で飲み水に適していない場合は、その蛇口の近くに張り出してご案内するのにご利用ください。
案内文向けの表現であり話し言葉には適していませんので、この文を口頭では使えません。
少し詳しく
今回の案内文は見出しや看板の時の表現で、be動詞が省略されることが多いです。
“Water is not suitable for drinking.”と“is”が入るのが省略しない文です。
“suitable = (…に)適している”という意味なので、「水は飲みのに適していない」というのが今回の案内文の直訳です。
他に“Not drinking water”という表現も多く見られました。
こちらのほうがシンプルです。“drinking water = 飲料水”という意味なので、「飲み水ではありません」が直訳です。
ちなみに前回扱った『この水は飲めません』ですが、この“Drinking water”と表現している案内サインも多く見られました。
“Drinking water = この水は飲めます/飲料水です”
“Not drinking water = この水は飲めません/飲料水ではありません”
対にすると分かりやすいですね。
やはり日本国内で見られる“Good for drinking”や“Good to drink”は文法上は間違いではありませんが、英語圏ではあまりメジャーな表現ではないように感じます。
“何でもいいから通じればいいのよ”でもよいと思います。自分の国の言葉で案内してくれたという気持ちは伝わっていると思います。
せっかくならネイティブに自然な表現を使いたいという方は当サイトをご参考くださいませ。当サイトでは文法上の正しさだけではなく、英語圏で使われている表現を紹介しています。
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