本日の案内文
『ご到着当日のご予約は承っておりません』
Please note reservations are not accepted on the day of arrival.
少し詳しく
予約に関する案内文です。いわゆる「当日予約不可」を英語で何と言うかを紹介します。
前回「当日予約」のことは“same day reservation”と表現されているサイトを多く見かけます、とお伝えしていました。言い方はいろいろありますので、今回は別の表現を使っています。
“Please note = 注意してください”
冒頭に書いて「これから言うことを注意してくださいね」と通知する文の典型的な形です。
“Please note that”と書くこともあり、今回の案内文は”that”を省略しています。
例文)Please note my words.(私のことばを注意して聞いてください.)
『ルミナス英和辞典(第3版)』研究社より
“reservations are not accepted = 予約を受け付けていない”という素直な文です。
“reservations”の語尾の”s”は複数形の”s”です。予約は1件ではなく複数入るものなので複数形になっています。
“on the day of arrival = 到着日当日”
今回の文は「当日予約」を「予約」と「当日に」と分けています。
“same day reservation”という言葉も便利ですが、応用が利きやすいのは今回の文かもしれません。
例えば”on the day of arrival”の部分を”one month before your day of arrival = ご到着1ヵ月前”に置き換えると「1ヵ月前はご予約を承っておりません」という文にできます。
前回の『当日予約は正午12時まで承ります』と同じ意味にする場合は次のように書きます。
“Please note reservations are not accepted after 12PM noon on the day of arrival.”
“not”を消せば「予約できる」という意味に変わります。
似たような表現をいろいろストックしておくと、いざという時に自分が伝えたいことに近い意味に応用して使うことができますね。
どんな場面で使えるの?
“arrival”というのは「到着」という意味です。
この意味で自然な場所、ホテル、レストラン、見学場所などで、事前予約を受け付けているさまざまな施設でご活用いただける表現です。
予約方法、予約ポリシー、キャンセルポリシーなどとセットで記載するのに使えます。
パンフレットやホームページ、チラシなどの書き言葉でも使えますし、電話口など口頭で説明する際の話し言葉でも使えます。応用なしで使う場合は、一貫して「当日予約不可」の意味になります。
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