本日の案内文
『表示料金には消費税・サービス料が含まれます』
Prices shown include taxes and service.
少し詳しく
ホテル、旅館、レストランなどサービス料が発生する施設向けの案内文です。
日本の消費税の表記ルールは2023年11月末現在は「総額表示」が義務づけられているので、支払う金額の総額を記載したうえで「含まれます」という案内になります。
※表示ルールは変更されることがあります。その時々の法律を確認してください。
[令和5年10月1日現在法令等]
対象税目:
消費税概要:
総額表示義務とは、事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合に、消費税額(地方消費税額を含む。)を含めた価格(税込価格)を表示することを義務付けるものです。総額表示義務の対象:
総額表示の義務付けは、事業者が消費者に対してあらかじめ表示する価格が対象となります。したがって、価格を表示していない場合にまで、税込価格の表示を義務付けるものではありません。また、口頭で伝えるような価格は、総額表示義務の対象とはなりません。(注)事業者があらかじめ消費者に対して行う価格の表示であれば、それがどのような表示媒体(店頭表示、チラシ広告、新聞・テレビの広告など)により行われるものであるかを問いません。
国税庁 No.6902 「総額表示」の義務付け https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6902.htm
さておさらいをした上で英語の案内文についてです。
“Prices shown = 表示価格”という意味です。“All prices”と書かれていることもあります。
いずれにしても、商品は複数あり価格もさまざまなので複数形にします。
“include = ~を含む”の意味。
“taxes = あらゆる税金”
海外の文をそのまま借用したので“taxes”と税金が複数あることになっています。海外では州税、国税が分かれて設定されていることがあります。
日本国内でも地域によって観光税などが入る場合は“taxes”です。
消費税のみの場合は“tax”になります。
“service = service charge = サービス料”のことですね。
消費税のことを“consumption tax”と書いたり、サービス料を“service charge”と書くこともあります。今回の案内文はかなりシンプルですが明確です。端的にポイントを伝えられるのはよいことです。
どんな場面で使えるの?
ホテルや旅館の宿泊料金やレストランメニューなど金額が記載されているものに注釈として添える案内文です。金額を記載しているウェブサイトや店内の紙のメニュー表で活用できる文です。
サービス料がなく消費税のみかかる場合は“Prices shown include tax.”となります。シンプルですね。
もっと長いバージョン、消費税率やサービス料率を含めた文章もありますので、あらためて紹介します。
SNSでは日本語・英語併記の案内サイン画像をほそぼそとアップしています。
フォローして新着サインをチェックしてください。
- 当サイトに記載されてある文章・画像については、著作権法で定められている引用の範囲を超えて、無断で転用・使用することを禁じます。
- 紹介している案内文と案内サインの画像はご自由にご利用いただけますが、引用をする際は、「引用元の明示」をお守りください。
コメント